要点まとめ
- 「かも」は、「かもしれない」の短縮形で、そうである可能性があることを示す助詞です。
- 「じゃないかも」のように、否定文で「かも」が使用される場合、強い否定または拒否の意味になります。
- ストレートな否定は敵対感情を起こしてしまうため、オブラートに包んで安全に否定や拒否を行うために「じゃないかも」が使われます。
否定+「かも」の意味
「かも」は、「かもしれない」の短縮形で、そうである可能性があることを示す助詞です。
明日は晴れるかもしれない
という文は、明日が晴れる可能性があるという意味で、晴れないことも考えられます。
一方、「じゃないかも」のように、否定+「かも」で用いられる場合、その時点におけるハッキリとした否定または拒否の意味になります。
この服のデザイン、好きじゃないかも
という文は、ハッキリと好きではないという意味です。
また同様に、否定の意味を含む単語とともに使われる「かも」も、ハッキリとした否定を表します。
A君の企画を承認するのは難しいかもしれないね
この文は、その時点においてその企画を承認できないことを意味します。
よくある間違い
「じゃないかも」と言われたときは、断られたと理解しましょう。
しつこく食い下がってはいけません。
なぜこんな紛らわしい言い方をするのか?
ストレートに断ると、相手の反感を買ってしまい、断った側にとって損だからです。
まとめ
「じゃないかも」のような、否定+「かも」の表現に出会ったら、ハッキリとした否定の意味で理解しましょう。くれぐれも、可能性があると思わないようにしてください。
また、自分が断る側になる場合は、「じゃないかも」の表現を使って、ソフトに断るようにしましょう。